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@@ -85,7 +85,7 @@ FORTE(フォルテ)@FORTEgp05
  * 自分は知らなくて、他人も知っているもの
  ** 盲点の窓
 
-これはメタ認知をした際に非常に示唆に富む概念と思います。自分が知っている二つの窓に関しては既に知っているので自分としてはそういうものだなで済む話ではありますが、それを他人から見たらどうか?というのは面白い観点だと思います。例えば自分が知っていることは自分の認知としては当たり前なので、他人も知っていて当たり前と思い込んでいる場合があります。実際には他人が知っているかどうかは分からないので、その認知は秘密の窓になっていたりするわけです。これは自分をPRしたい時に非常に役立つ観点だと思います。例えば会社で評価される際や、営業をする際など他人に働きかけるときは自分が知っていて当たり前と思っていても他人が知らなければPRポイントになったりします。メタ認知して考えてみましょう。
+これはメタ認知をした際に非常に示唆に富む概念と思います。自分が知っている二つの窓に関しては既に知っているので自分としてはそういうものだなで済む話ではありますが、それを他人から見たらどうか？というのは面白い観点だと思います。例えば自分が知っていることは自分の認知としては当たり前なので、他人も知っていて当たり前と思い込んでいる場合があります。実際には他人が知っているかどうかは分からないので、その認知は秘密の窓になっていたりするわけです。これは自分をPRしたい時に非常に役立つ観点だと思います。例えば会社で評価される際や、営業をする際など他人に働きかけるときは自分が知っていて当たり前と思っていても他人が知らなければPRポイントになったりします。メタ認知して考えてみましょう。
 
 次に自分が知らないものです。これはメタ認知の上で非常に重要なポイントとなります。特に盲点の窓は文字通りメタ認知できていないため盲点となっており、なおかつ他人は知っているという状態になっています。これはあの人は自分が気づいていないけどこんないい点があるというようなポジティブな内容であればまだいいですが、あの人はこういう悪い癖があるというようなネガティブな内容であれば是非ともメタ認知したいものです。ポジティブな内容でも認知できていれば他人から評価されている点であることからもPRなどに使えるため、認知できると得られるメリットは大きいでしょう。
 
@@ -95,7 +95,7 @@ FORTE(フォルテ)@FORTEgp05
 これはジョハリの窓でいうところの盲点の窓を認知するためのものです。これは盲点なのだから他人からフィードバックを貰おうということではありません。自分にとって盲点だからこそ、どうすればメタ認知できめようになるかを考えてほしいのです。これは完璧にメタ認知をできるようになろう、そうでなければダメという完璧なメタ認知を目指すものではありません。フィードバックをきっかけに自分が知らない自分がいることを認知し、フィードバックを含めた様々な手法でそれを認知する方法を考えてほしいのです。そこから得られる学び、気づきが必ずやあなたの役に立つでしょう。もちろん完璧には無理です。ですが、完璧主義になって最初から無理だと諦めずにそれでも、と理想に向かって足掻いていくその行為、営為こそ大事なものなのではないかと、私は思います。
 
 === 損得は多面的に考える
-物事には必ずといっていいほど多面性がありますが、こと損得、とくにお金が絡む話になると正常にメタ認知できなくなってしまう方が多いと思います。例えば100円安いから遠いスーパーまで買い物にいくという話を聞いて、100円でも安く買うのはよいと思う人もいれば、100円程度で余計に時間をかけるのはもったいないという人もいます。これはそれぞれの意見なのでどちらが正解というのはないのですが、その人にとってどういう得があるか、多面的に考えるメタ認知は重要だと思います。例えば100円程度で時間をかけるのはもったいないというのはその通りかもしれないですが、時短やタイパに囚われすぎていないか?というメタ認知をするのは重要です。時間をかけてスーパーまで移動することはデメリットだけではありません。移動手段が徒歩や自転車などであれば運動になりますし、車やバイクなどでも運転が好きな人にとってはメンタル面で気分転換ができます。特に現代人は運動する機会が減っていますので、100円得しつつ運動にもなると言われると、えてして悪いことだけではないように思えてきます。このように物事には多面性があり、時間がもったいないという一面性に囚われるているかも?ということをメタ認知できると取りうる選択肢や相手の理解が進みます。
+物事には必ずといっていいほど多面性がありますが、こと損得、とくにお金が絡む話になると正常にメタ認知できなくなってしまう方が多いと思います。例えば100円安いから遠いスーパーまで買い物にいくという話を聞いて、100円でも安く買うのはよいと思う人もいれば、100円程度で余計に時間をかけるのはもったいないという人もいます。これはそれぞれの意見なのでどちらが正解というのはないのですが、その人にとってどういう得があるか、多面的に考えるメタ認知は重要だと思います。例えば100円程度で時間をかけるのはもったいないというのはその通りかもしれないですが、時短やタイパに囚われすぎていないか？というメタ認知をするのは重要です。時間をかけてスーパーまで移動することはデメリットだけではありません。移動手段が徒歩や自転車などであれば運動になりますし、車やバイクなどでも運転が好きな人にとってはメンタル面で気分転換ができます。特に現代人は運動する機会が減っていますので、100円得しつつ運動にもなると言われると、えてして悪いことだけではないように思えてきます。このように物事には多面性があり、時間がもったいないという一面性に囚われるているかも？ということをメタ認知できると取りうる選択肢や相手の理解が進みます。
 
 もうひとつ例として、家賃を挙げてみます。お金がもったいないと思う方の中にはなるべく安い家賃の築古の物件を選ぶ傾向があります。これはこれで悪いことではないのですが、築浅で家賃が高いことによるメリットについて認知できていない、知ろうともしていないことがあります。著者はいま築2年弱ほどの1kとしては比較的家賃が高い物件に住んでいますが、安い賃貸物件より明らかに良いと感じられる点があります。いくつか挙げてみましょう。
 
@@ -120,9 +120,9 @@ FORTE(フォルテ)@FORTEgp05
  * 東京23区内
  * 山手線まで電車で15分未満
 
-これらの中で築浅じゃない自分の部屋でもその設備やメリットがあるよ!という人はいるでしょうけども、これらがすべて揃っているということはあまりないと思います。これはだから築浅がいいということではなく、家賃が高いということだけでこれらのメリットを知らず、または体験もせずに「高いから」というだけで自分の人生から遠ざけてしまい機会を損失するのはもったいないと言えます。もちろん絶対に知らなければならないことではありませんし、必須なものではないのです。ただ、老後には必要以上のお金は不要という話があります。これは老後にいくらお金があってもだいたいのことには身体がついてきませんし、それが体験できるときになるべく早く体験した方がよいという話に基づいています。お金は使える時に使ってこそ意味があるものだと主張した本でベストセラーになった作家からの引用です。
+これらの中で築浅じゃない自分の部屋でもその設備やメリットがあるよ！という人はいるでしょうけども、これらがすべて揃っているということはあまりないと思います。これはだから築浅がいいということではなく、家賃が高いということだけでこれらのメリットを知らず、または体験もせずに「高いから」というだけで自分の人生から遠ざけてしまい機会を損失するのはもったいないと言えます。もちろん絶対に知らなければならないことではありませんし、必須なものではないのです。ただ、老後には必要以上のお金は不要という話があります。これは老後にいくらお金があってもだいたいのことには身体がついてきませんし、それが体験できるときになるべく早く体験した方がよいという話に基づいています。お金は使える時に使ってこそ意味があるものだと主張した本でベストセラーになった作家からの引用です。
 
-安いということもあるひとつの一面性でしかなく、絶対的なものではありません。そこには安い代わりになくなった、あるいは得られなかったものがあると思います。あなたはそれをメタ認知できていますか?
+安いということもあるひとつの一面性でしかなく、絶対的なものではありません。そこには安い代わりになくなった、あるいは得られなかったものがあると思います。あなたはそれをメタ認知できていますか？
 
 === 自分の背水の陣を決めてチャレンジする
 自分の自分に対する思い込みをメタ認知できると、その思い込み(フレーミング)をなくしてさらにチャレンジしたり行動を変えたりできます。それにはまず自分が思い込んでいるということをメタ認知する必要があります。その上でその思い込みは本当に自分にとってどうしても譲れないものなのか考えてみます。具体的に例を出してみましょう。
@@ -131,7 +131,7 @@ FORTE(フォルテ)@FORTEgp05
 
 この背水の陣とは中国の故事成語であり、戰で背後を川や湖などにして退路がない陣を形成しあえて不利となることで味方の士気を上げて戦いに勝ったことが由来となった故事からきています。これを応用すると自分にとって絶対に譲れない点(背水)を決めることで、それ以外はチャレンジできる、してみることが可能になります。著者の場合は前述した通り高い家賃の部屋に住んでいますが、家賃の高い賃貸に住むことは自分の中でどうしても譲れない点ではありません。必要なら生活水準を下げることは厭いません。しかしそれ以外では、どうしても譲れない点があります。それは自分が一番好きな月額制ネットゲームができなくなることです。これだけは譲れませんが、逆に言えばそれ以外の全ては譲れます。そのため、生活水準が下げられないかもと不安に思ったりはしません。譲れないものがあるからこそ、それ以外を全て犠牲にしてでもチャレンジすることができています。そして、譲れないもの以外の全てを失ってもそこからまた這い上がることができると信じていますし、信じられます。これは自分にとって失いたくものが残っているからこそ、そう思えますし自分を信じられるのです。
 
-このようにできないかもしれないからやらないより、どうしても譲れない点だけを決めてそれだけは守りつつ積極的にチャレンジしていく生き方の方がより多くのものが手に入るのではないでしょうか。もちろん、それがよい、そうすべきだと言っているのではないのです。そう、それを知っているかどうか、メタ認知した上で自分はどうしたいかだと思っています。ただ、自分がそういった生き方ができているかどうかメタ認知できなければ、どうしたいか?と自問することもできません。機会を増やすという点からもメタ認知することはおすすめできると言えます。
+このようにできないかもしれないからやらないより、どうしても譲れない点だけを決めてそれだけは守りつつ積極的にチャレンジしていく生き方の方がより多くのものが手に入るのではないでしょうか。もちろん、それがよい、そうすべきだと言っているのではないのです。そう、それを知っているかどうか、メタ認知した上で自分はどうしたいかだと思っています。ただ、自分がそういった生き方ができているかどうかメタ認知できなければ、どうしたいか？と自問することもできません。機会を増やすという点からもメタ認知することはおすすめできると言えます。
 
 == さいごに
 今回は知人との会話から気づきと学びを得たのでアウトプットしてみましたが、その知人を含めて誰かに変わってほしい、変わるべきだ、とは思っていません。思っていないというより、執着はしていません。もしこの章が変わるきっかけになったら、こんなに嬉しいことはないですし、そういうきっかけになれたらと執筆しています。ですが、変わらないからといって私のストレスになったりはしません。