このプロジェクトでは C/C++ とArduino IDE を用いて開発を行います. 本項ではこれらを用いてデバイスの開発環境の構築を行います.
Arduino IDE のインストール
Arduino IDE をインストール.
macOS では Homebrew を使ってインストールできます.
$ brew install --cask arduino
ボードライブラリの追加
- メニューで「ファイル」>「環境設定」を選択し, 「追加のボードマネージャのURL」に以下のURLを追加します.
https://github.com/earlephilhower/arduino-pico/releases/download/global/package_rp2040_index.json
- メニューから「ツール」>「ボード」>「ボードマネージャ...」を選択し「ボードマネージャ」を開き,
Raspberry Pi Pico/RP2040
を検索しインストールします
ライブラリの追加
メニューで「スケッチ」>「ライブラリをインクルード」>「ライブラリを管理…」を選択し「ライブラリマネージャ」を開きます. 「ライブラリマネージャ」で Adafruit_SSD1306
と Adafruit_GFX
を検索しインストールします.
ボードの設定
ファームウェアを書き込む前に対象となる端末の設定を行います. メニューの「ツール」にある項目を以下のように設定してください. ただしシリアルポートはファームウェア書き込み後シリアルポートを有効にしなければ選択できません. デバッグ実行をする場合は「Optimize」, 「RTTI」, 「Debug Port」を適宜指定します.
項 | 値 |
---|---|
ボード | Adafruit QT Py RP2040 |
Flash Size | 8MB (no FS) |
CPU Speed | 133 MHz |
Optimize | Small (-Os) (standard) |
RTTI | Disabled |
Debug Port | Disabled |
Debug Level | なし |
USB Stack | Pico SDK |
シリアルポート | N/A(選択不可) |
書き込み方法
「BOOT」スイッチを押しながらUSBに接続します. 「デバイスマネージャ(Windows)」「システム情報(macOS)」で「RP2 Boot」が接続していることを確認してください.
メニューで「ファイル」>「スケッチ例」>「rp2040」>「Temperature」を選択.
メニューの「ツール」>「シリアルポート」には表示されません. そのまま書き込み, 書き込みに成功するとUSBの接続が切れシリアルポートとして認識されます.
開発基板(Tiny 2040)の詳細は公式サイトを確認ください.
Tiny 2040 – Pimoroni
https://shop.pimoroni.com/products/tiny-2040
Tiny 2040 chematic
https://cdn.shopify.com/s/files/1/0174/1800/files/Tiny2040_PIM558_schematic.pdf
参考