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// }
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仕事はtoCサービスをRuby on Railsで作っている。エンジニアリングマネージャーらしい。東葛.devというコミュニティやってます。
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+ // embed{
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+ \begin{minipage}{.1 \linewidth}
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+ \centering
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+ \includegraphics[width=.75 \linewidth]{images/contributors/ponyoxa_icon.jpg }
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+ \end{minipage}
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+ \begin{minipage}{.89 \linewidth}
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+ ぽにょ @ponyoxa https:// twitter.com/ponyoxa
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+ \end{minipage}
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+ \hspace{1ex}
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+ // }
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+ 主にバックエンドエンジニアをやってます。Joshi.ts という TypeScript の女性コミュニティを最近立ち上げました。
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== 表紙イラスト・デザイン
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// embed{
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# やる気に頼らず学ぶ、自分プログラミングという考え方
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+ @ponyoxa
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+
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## はじめに
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みなさん、やる気はお持ちですか? いつでもやる気があってたくさんのインプットあるいはアウトプットをコンスタントにすることができ、業務も生活も問題なく回っている、そういう状態なら何よりです! そういった方にはこの章は役に立たないと思います。むしろ、どうやってやる気を維持し、一定したインプット、アウトプットを生み出しているのか、毎日安定した生活を営んでいるのかといった知見を共有していただきたいです。
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+ # はんだ付けを学びました
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+ @ponyoxa
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+
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+ ## はじめに
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+ この夏、わたしは初めてはんだ付けを学びました。もしかしたら中学の技術の授業でやっていたかもしれませんが、まったく記憶にないのでノーカンにします。
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+ はんだ付けを学ぼうと思ったきっかけは、自作キーボードと呼ばれる自分で組み立てる必要のあるキーボードを使いたくなったからです。肩の痛みに悩まされていたため、分割キーボードにしたかったのですが、市販の分割キーボードはあまり選択肢がなく、ある程度必要に迫られて学ぶことになりました。
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+ とはいえ、はんだは必ずしも自分でしないといけないというわけではなく、料金を支払って依頼することもできます。ただし、料金は安くはないものですし、今後も別のキーボードを使ってみることになったり、動かなくなったりしたときのメンテのことを考えると、自分でできるに超したことはないという判断になりました。
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+
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+ ## どうやって学んだか
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+
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+ ### 社内で聞いてみる
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+ まずは社内ではんだ付けの経験がある方に聞いてみて、必要そうな道具のイメージをしたり、初心者がいきなり始めるにあたっての難易度がどれくらいなのかをリサーチしました。
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+ 初心者でも少し練習すれば動くものは作れそうということがわかり、「何かわからないことがあったら聞かせてください」とお願いしつつ、どうやって練習しようか、練習方法について調べてみました。その結果、遊舎工房さんではんだ付けの初心者向けにワークショップが開催されるということを知り、そちらに参加することにしました。
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+
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+ ### ワークショップに参加してみる
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+ ワークショップは小さめのマクロパッドを実際に作りながら学ぶもので、キーソケットやダイオード、LED、各種スイッチをつけるという、キーボードを組み立てる際に必要なことがまるっと学べるものでした。
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+ そこで諸々の注意事項も学びました。不要なのに、コンスルーの基板側もはんだ付けしてしまったのは失敗でしたが、ここで失敗したことで、自分で実践する際には変に失敗することなく完成できたと思います。
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+ 作っている間はスタッフさんがついていてくださるので、わからないことや疑問に思ったことはすぐに聞ける環境でした。自己流のやり方ではなく基本を教えていただけたことで、ひとりで組み立てる際にも迷いがなく作業できたため、最初に少し費用をかけてワークショップに行ったのは良い選択だったと思います。
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+
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+ ## 実践!!
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+ ワークショップで基本的な技術を身につけたらついに実践です。2万円以上する製品を買ったので絶対失敗したくありませんでしたが、なんとか一発で完成させることができました。
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+ ワークショップのときよりも多くのはんだ付けをしないといけなかったため、根気はいりましたが、そのほかの部分で迷うことはほとんどありませんでした。はんだがとれてもまたはんだ付けすればいいや、くらいの軽い気持ちで行えました。
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+
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+ ## 終わりに
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+ はんだ付けを学んだ今回の教訓として得られたことは、「基礎基本は独学しないほうが安心」ということでした。「安心」というのは自分が実際に取り組む際に感じたことです。
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+ 自作キーボードはビルドガイドはあるものの、はんだ付けの細かい指示があるわけではありません。「これでいいのだろうか」と悩む事柄は少ないほうが良いです。みなさんもはんだ付けを身につけて自作キーボードしましょう。楽しいですよ!
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+ # キーボード布教の過程で学んだこと
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+
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+ @ponyoxa
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+
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+ ## はじめに
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+ わたしはキーボードが好きです。何が特に好きかというと、スイッチを押している感覚が好きです。最近は自分ではんだ付けをして組み立てる自作キーボードにも手を出し始めました。そんなわたしが大好きなキーボードの魅力を周りの人にも知ってほしい! そういう思いが少なからずあります。
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+ この夏、「キーボードって何が違うの?」、「適当に2,3千円のものを選ぼうと思っていた」、「ノートPCについているもので十分」と最初は言っていた同僚ふたりを素敵なキーボードの沼にひきずりこんだ経験から、「キーボード布教の過程から学んだこと」をお話します。
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+
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+ ## 学んだこと
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+ 学んだことは主に3つありますので順にお話します。なお、キーボード布教は実際に秋葉原を歩いてお店をまわりながら行いました。計2回の訪問をし、1回目でひとりがメカニカルキーボードを「これがいい!」と言ってくれて購入し、2回目はもうひとりの同僚から「もう1回見に行きたいからついてきてほしい」と言われて再度秋葉原に訪問し、結果として通販でベアボーンなキーボードを購入するに至りました。
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+ ### 押しつけをしない
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+ 当然ながら自分の好みの押しつけをしないということは重要です。キーボードの押し心地はもちろん、見た目も大きな要素であり、どの要素をどのバランスで重視するかというのは各々の個性があります。
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+ 布教の際には相手の好みに共感しつつ、相手が何を重視しているのか、好みのタイプ感はどのようなものかといったことをつぶさに観察して分析することが肝要です。秋葉原でお店をまわっているあいだは、自分の経験から相手が好きそうなキーボードを探し出してひたすらおすすめする、レコメンドエンジンと化していました。何度かキーボードを触ってもらって反応を見ていくと、傾向がわかってきます。
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+ おすすめをする際ももちろん、押しつけは厳禁です。レコメンドの精度がいまいちだったら修正するのみです。
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+ ### 実際に触ってもらうのがこうかばつぐん
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+ 今回の布教で良かったのは、実際に店舗が多くある秋葉原に出かけられたことだと思います。とりあえずたくさん触れる家電量販店に行ってたくさんキーボードに触ってもらうということができました。家電量販店はたくさんのキーボードが並んでいるため、デザイン面でも比較しやすく、「キーボードはたくさん種類がある」ということを実感してもらいやすいです。
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+ キーボードにたくさん触ってもらった結果、押し心地に対しての解像度が上がりだんだんと好みがわかってくることでおすすめもしやすくなりました。百聞は一見にしかず、ならぬ百見は一触にしかず、でした。
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+ ### 体験に対してラベル付けする
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+ また、できるだけ知識を押し込まないようにも注意していました。キーボード初心者はスイッチとかキーキャップとか配列とかよくわかっていないことだらけです。そんなところに、軸がどうとか配列はどれが好みだとか話すのは危険な行為です。興味深く聞いてもらえるなら万々歳ですが、キーボードを触る前に疲れてしまうかもしれません。キーボードを触る、スイッチを押すという行為を楽しんでもらえるように体力を残しておくのが肝心です。
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+ キーボードに触りなれてくると、「あ、これが好きかも」という瞬間がやってきます。そうしたときに、「この押し心地は、青軸っていう種類なんですよ」といった具合に体験にラベル付けするイメージで知識を補うと、「わたしが好きなのは青軸なのか!!!」という発見と感動につながります。ここまでくるともうにこにこです(わたしが)。
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+ あくまでも背景に徹しつつ、発見に対してちょっとだけ言語化して、認識可能にするのがおすすめです。ここで、例えば青軸が認識できると、触り心地が異なるものに対して「青軸ではないこれはなんだろう」という認識ができるようになります。ここまで来たらもうキーボードの布教は達成したようなものです!
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+ ## おわりに
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+ こんな感じで同僚ふたりをキーボード沼にお誘いした結果、社内で「こいつはキーボードにこだわりがあるんだな」と認識されるようになりました。今は Keyball61 を仕事で使用していますが、興味を持ってくださる方もいて、今では社内にわたしも含めて3人の Keyball 利用者がいます(3 つともわたしがビルドしました)。
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+ キーボードの話をするのは大好きです。が、布教の際には相手が主役。気持ち控えめに。
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+ わたしの経験が、みなさんがハマっている沼に誰かを誘い込むヒントになれば嬉しいです。
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