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伝わりが良くなるコツ

ふーれむ@ditflame

発表する際に、知っておくと伝わりやすくなるコツがいくつかあります。代表的なものを抑えておきましょう。

声を張る(腹式呼吸で声を出す)

狭い会場でのマイクがない発表にせよ、広い会場でマイクがある発表にせよ、基本的には腹式呼吸で声を出し、多少声を張った状態にしておく事が望ましいです。

これは音響設備を使わないケースだと、ある程度大きな声が必要なのはわかりやすいところですが、実は音響設備を使うケースでも声を張ったほうがマイクの増幅を低くできる(マイクの音量を無理に上げなくて済む)ので、例えばアンプから増幅した声が割れにくくなったり、ハウリングが発生するリスクが抑えられます。

できるだけお腹から声を出してみてください。聞こえやすくなりますよ。

こころもちゆっくり喋る

プレゼンについては、こころもちゆっくり喋りましょう。

これはなぜかというと、会議室やイベント会場などの箱は特殊な音響設備でもない限りは音が反響するもので、反響がある事を加味してすこしゆっくり目にしゃべらないと、反響のせいで何を言っているかわからなくなるケースが往々にある為です。

また、ゆっくり喋るのとは別で、話す一文一文の間にすこし何もしゃべらない時間(一拍ぐらい)を挟むと、話し出しの言葉が聞こえやすくなるため伝わりが良くなります。

また、緊張すると早口になりやすいもの。その意味でも、意識してゆっくりしゃべると、落ち着いて堂々として見えます。それだけでも内容が伝わりやすくなったりすることも?

ぜひ、試してみて下さい。

ドッグワードを避けよう

ドッグワードというのは、発表中に「あー」とか「え~」とか出てしまうアレです。

どうしても発表は緊張するものなので、頭が真っ白になったり、話が続かなくなってしまうこともあるかもしれません。そういう時にドッグワードが出そうになったら、一旦落ち着いて整理しましょう。深呼吸するのもおすすめです。

それでも話す内容が出てこない事があるかもしれません。

そういう場合の対策として、1枚のスライドで話す内容をできるだけ短くしておき、完全に詰まったら次のスライドに行ってしまうという手もあります。緊張したり慣れなかったりで詰まりがちな人は、試してみて下さい。

絶対に伝えないといけない急所を意識しよう

プレゼンにおいて(LTだとあまりそこまでの情報の濃淡は出にくいですが)省いても伝わるポイントと、省くとまったく伝わらなくなってしまうポイントが往々に存在します。

話の急所になるポイントはちゃんと抑えておき、漏れなく伝えるように意識しておきましょう、

断定できるものは極力断定しよう

「○○かもしれません……」 というのが続くプレゼンと、「○○です。」が続くプレゼン、どちらの方が聞いた人に内容を信頼してもらえそうでしょうか?

後者ですね?

基本的に、断定できるものについては断定したほうが明確に伝わり、参加者を惑わせないので良いと考えられますが、当然ながら断定をできるようにするためにはある程度しっかりした調査や出展を示す必要があります。

引用元があるのであればちゃんとルールに沿って引用を示すのが良いですし、たとえば自分の認識としてそうである というのであれば、「自分調べ」などというキーワードを使って、自分で調べてみた結果である というのを明示する手もあります。

一般論として、範囲や責任を狭めれば狭めるほど断定はしやすくなるはずです。調査をしっかりできれば良いのですが、まあLTにそこまでの調査時間を掛けていられないケースもままありますよね。もし断定に困るようであれば、言及するスコープを狭められないか検討してみましょう。

おわりに

色んなコツをみてきましたが、コツよりもまず一番大事なのは「聞いている人に伝わるように話をしよう」「聞いている人が持って帰ってもらえる内容はあるだろうか?」という、参加者への意識1じゃないかな と筆者は感じています。

良い感じに発表できると気持ちいいですし、より次に繋がります。 ぜひ、この記事を参考にしてみてください!

Footnotes

  1. 個人的には結局、そういう意識が発表やアウトプットの細部ににじみ出てくるんじゃないかな という気がしています。